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絵画販売という仕組みを上手に使おう

4F建てビルの会社の総務を任されています。
入ったところのロビ-と各階の会議室、そして4Fの社長室に彩りが欲しいということになって 困っていました。
社是を高らかに掲げると言うのも、今時に会社で流行らないし、会社の先代の創業者の写真でもなかろうということで、しばらく手つかずのままで放置してありました。
ただ、今の社長、(つまり創業者の孫)の発案で、「絵を飾ってくれないか」ということで、絵画の線で いろいろと当たっておりました。
便利な世の中で、レンタル絵画というのがありました。
そこそこ著名な画家の本物の絵を綺麗な額縁に入れて貸し出しをしてくれます。
結構いい値段します。
そして、半年ごとに 他の絵画に変えることも可能でした。
これはこれで良かったのですが、その絵画の素晴らしさについては誰も知らない。
私の会社は、工作機械のメ-カ-なので、来られるお客さまも工作機会業界の方ばかりです。
そうなると、絵画に深い造作のある方が沢山いるわけもなく、「何か知らないけれど、どうやら有名らしい作家らしい・・・」ということになるようでした。
それで、その為に 「何か、新しいことを考えてくれ」という 新しい指示が社長から出て、また 捜索が始まりました。
答えはすぐに見つかりました。
世の中、便利になっています。
絵画販売という仕組みを利用しました。
我々が求めていた 仕様、つまり ① 誰でも知っている有名な作家の作品で ②決して、貧乏くさくなく 豪華さがあり ③廉価で で 絵画を供給してくれるところがあるのですね。
ピカソの 「帽子を被った女の胸像」と「ゲルニカ」を 入手しました。
いかにもピカソらしいビカソの作品を選ぶことで、来社されるお客様との話もはずみ、なかなかに好評の収まりを見せています。
質感があるので、「まさか、本物?」というお客さまもいたりで、助かっています。
ペラペラのカラ-コピ-だと、どうしても寂しさがぬぐえないですが、絵画に厚みがあると、複写であることとかはどうでも良くなるものなんだと思いました。

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